杉村太蔵といえば、真っ先に思い浮かぶのは2005年郵政解散選挙の衆議院議員繰り上げ当選後の発言だろう。
「ハイヤーに乗って高級料亭通いしたい」
「真っ先に国会議員の給料を調べました」
と全国ネットで語ったインパクトは強く、世間では軽率で短慮な印象を持たれている。
その印象そのままに、『サンデージャポン』(TBS)では、
ピントのずれたコメンテーターぶりから、“薄口政治評論家”と命名されている。
その特殊な「満を持してしょうもないことを言う」(松本人志)キャラが、
タレントとしての道を切り開いた。
政治家からタレントに転身し、成功した稀有な例といえる。
一方で、そんな杉村には、タレントだけではなく、
ビジネスマンとしての一面、というより一流の証券マンという才覚がある。
「株式投資家としては一流」と豪語しているが、あながち嘘ではない。
2013年の投資で言えば、アベノミクスの影響で1000万円の利益を出し、
「これを元手に、9月のオリンピックの開催地が決定するまえに、
再突っ込みした。そして、2600万円の利益を出した」
と通算損益状況を『ダウンタウンDX』(日本テレビ)で公開した。
杉村は「どういう視点で株を買ったらいいかお教えします。
10年経っても使っているものを想像して下さい。
たとえば、シャンプーです。絶対に10年後も使っている。
同じ価格帯のシャンプーを5社くらい買ってみてください。
使ってみて、香り・洗った感じ・すすぎ具合・残った匂い。
このシャンプーはいいなというのがある」とまで言ったところで、
バラエティー番組的に面白くなかったため、話はここで切られた。
この後に続くのは、当然、
「その企業に投資すればいい」だが、この理論、
上場企業の投資家として有名な糸山英太郎と同じである。
糸山は「この事業がなくなったら社会的に困る。
インフラ設備などですね。そういったものに投資します」と明かしていた。
実はあまり知られていないが、
杉村はドイツ証券出身である。
そして、現在、その時の仲間とビジネスをスタートさせた。
「私、杉村商事の社長ですからね。
元々の(働いていた)証券会社の人たちと一緒に会社作ったんです。
(事業内容は)地方の有力な企業の、「これは売れるな」というのを、
海外に持っていく仕事をやっているんです。赤字ですけどね。
種を植えている段階なので。」
もしかすると、数年後に、杉村が植えた種が大輪の花を咲かせるかもしれない。
政治家としての期待感はなく、
タレントとしても何年続くか分からないと言われている杉村だが、
投資家としての将来は要注目だ。
(引用元トカナ)
大蔵が証券マンだとは知らなかったw
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