2017年5月27日、10回目の命日を迎えたZARDのボーカル・坂井泉水さん
その最初から最後までレコーディング・エンジニアを務めた
島田勝弘さんが坂井泉水さんの思い出をAERAで語っている。
島田さんが坂井さんと出会ったのは1990年
ZARDのファーストシングル「Good-bye My Loneliness」のレコーディング前だった。
モデルだった坂井さんの歌手としての才能を見出した長戸大幸氏が総合プロデューサーとなり
若手スタッフを中心にZARDのスタッフが集められ島田さんは最後のレコーディングまで
坂井さんの全キャリアのレコーディングに携わった。
一致団結して作品を作るZARDのプロジェクトの中心にはいつも坂井さんがおり
坂井さんのスタッフへの気遣いが団結力をさらに強くしていたそうだ。
坂井さんは島田さんは誕生日にシルクのパジャマをプレゼントしたり、とても気遣いのできる女性だったと思い出を語る。
坂井さんとスタッフとの心の距離は近く、絆の強さがうかがえるが
しかし実はお互いのプライベートには立ち入らなかった。
その象徴的なエピソードがZARDの後期、もう十何年も一緒にレコーディングをしていたある日のこと
常に全力で歌う坂井さんが過呼吸で倒れ緊急搬送されたことがあったそうだ。
病院まで島田さんが付き添ったが、その時救急隊員が坂井さんの名前、年齢、血液型……など様々な確認をしてきた。
しかし島田さん自身も驚いてしまう程、坂井さんのことを何も知らず本名すら言えなかったという。
「僕は何も知らずに仕事をしていたんだ、と複雑な気持ちになった」と当時の心境を振り返る。
ZARDスタッフの島田さんがそうであった様に、ファンにとってもZARDの坂井さんは
プライベートも含めて何もかもがベールに包まれていた存在であった。
ZARDは前述通り、長戸大幸氏がモデルとして活躍していた坂井さんを
当時絶大な人気があったB.Bクイーンズの音楽コーラス隊のオーディションに誘ったことから始まる。
オーディションでは落選するも長戸氏に才能を認められ、以後「坂井泉水」として音楽ユニット「ZARD」が1990年結成された。
翌年の1991年に「Good-bye My Loneliness」でデビューしオリコン最高位9位を記録する。
しかしデビュー当初こそ数回テレビの音楽番組に出演したが、生放送の番組への出演の際に体調不良になってしまったこと、
またトークが苦手なため坂井さんがレコーディングを重視したいとの意向から、
以後はテレビ、ラジオの出演はほとんどしていない。
メディアの露出が極端に少ない上にライブもほとんど行われず(ライブツアーは2004年の一度限り)
またジャケット写真は正面写真が少なく、ソフトフォーカスの物がほとんどであったため、
「歌手と写真で顔を出す人物が別人である」という都市伝説が生まれたこともあった。
更に坂井さんの死因についても、当時さまざまな憶測が飛び交った。
坂井さんは2000年頃、子宮筋腫や卵巣のう腫、子宮内膜症と次々に病気を患い、通院の日々が続いた。
2000年に自曲「Get U’re Dream」がNHKのシドニーオリンピック放送時のテーマ曲になった縁から
紅白歌合戦の出演に前向きだったと報じられたが、その後「体調がすぐれないため」として出場を辞退している。
2006年4月には仕事中に体調が悪化したため、病院で検査をうけたところ子宮頸がんが発見され、
同年6月1日に慶應義塾大学病院で病巣の病巣の摘出手術を受けて、7月に退院するが
翌年の2007年4月に肺への転移が見つかり再入院、抗がん剤の治療を受けていた。
しかし同年5月26日朝5時40分ごろ、入院先の病院内のスロープから3メートル下に転落し、
駐車場で仰向けに倒れているところを通行人に発見され、集中治療室で緊急処置を受けるも、
翌5月27日午後3時10分、後頭部強打による脳挫傷で40歳という若さで急逝する。
所属事務所が28日に坂井さんの急逝を発表すると癌の転移で闘病中だったことから自殺ではないかという憶測が飛び交った。
また転落時の目撃者がいないため、警察は事故と自殺の両面で調べて始めており、
更に入院先の病院関係者が「自殺しかあり得ない」とコメントしたことから報道が過熱。
当時の報道は・・・
自殺と事故の両面で調べを進める警視庁によると、坂井さんは26日午前5時40分ごろ、
東京・信濃町の慶応大学病院の駐車場で、頭から血を流してあおむけで倒れているところを通行人に発見された。
坂井さんは病棟脇にある非常用スロープ(高さ約3メートル)から転落したとみられている。
慶大病院の関係者は次のように明かす。
「患者があれほどの早朝に、非常通路に出入りすることはない。しかも、雨が降る早朝に散歩することも不自然だ。
自らの意思で乗り越えたとしか思えない。状況から考えて自殺ではないのか。病院関係者の多くがそうみている」
坂井さんは現場となったスロープのある病棟の4階に入院していたが、
病棟からスロープへは施錠してあるため直接出入りはできないという。
この関係者は続けて、
「患者に自殺を許してしまった病院側に管理責任問題が問われる可能性もある」とも話す。
警視庁の発表によれば、坂井さんが手すりを乗り越えた痕跡が見つかっており、
「足を滑らせた」と発表した事務所側のコメントと大きく矛盾している。
(http://www.zakzak.co.jp/gei/2007_05/g2007052901.html)
所属事務所の説明では
「最近の日課だった散歩を終えて4回の病室に戻る途中、前日の雨の影響で足を滑らせた」としている。
しかし、スロープの床から手すり上部までは約1.2mの高さがあり、足を滑らせて転落するというのは不自然。
四谷署も、手すりを乗り越える形で転落したとみており、詳しい経緯を調べているが、
階段のスロープから地上まではわずか3mしかなく
「この高さは自殺で飛び降りる高さではない」とある捜査員が話すように、事故とも自殺とも言いがたい謎の包まれている。
(http://npn.co.jp/article/detail/12816739/)
(http://blog.livedoor.jp/toshi114514/archives/35380492.html)
上記のようにさまざまな憶測が飛び交ったが、
坂井さんはファンクラブの最新の会報にも「体調は思わしくないが、頑張っている」と前向きなメッセージを寄せており
遺書もなく、生前は自殺の兆候もなく事件性もないことから事故で落ち着いた。
非常階段の手すりに坂井さんの手の跡が残っていることから、そこに腰掛けていた坂井さんはそのまま後ろに転落した様だ。
坂井さんが腰掛けていたとされる非常階段の手すりは朝日が綺麗に見える場所だったそうだ。
当日は雨だったそうだが、もしかしたら手すりに腰かけて雨が止むのを待っていた際の不幸な事故だったのかもしれない。
2017/05/27 07:35
2017/05/27 09:02
2017/05/27 12:25
はや10年か。泉水さんがこの世を去ってしま
った事が現在でも信じられないです。
2017/05/27 21:45
2017/05/27 08:23
時が経つのは、早いものですね。
2017/05/27 12:04
やっぱり生きていて欲しかった!
2017/05/27 16:17
2017/05/27 07:47
ベールに包まれた人でしたね
歌も名曲多くて
今も坂井さんの声に癒されてます
2017/05/27 12:51
ZARDを含めビーイングアーティストの曲は全て宝物。
一生色褪せる事はないよね。
2017/05/27 11:08
2017/05/27 17:55
2017/05/28 10:26
2017/05/28 08:08
本当に惜しい人を亡くした
2017/05/28 06:51
世界に響く歌声だと思っている。
天はなぜにこの歌声を我々から奪ってしまわれたのか・・・
2017/05/27 22:29
2017/05/28 13:40
伝説が似合う人。
2017/05/28 07:48
随分苦労して売れたイメージがある。
2017/05/27 10:36
女神が息を吹きかけるとそこに命が宿るって神話であるじゃん?
まさにそれ!
女神だったんじゃないかなー
2017/05/28 10:43
2017/05/28 06:25
今頃オークションで高値付いてそう。
2017/05/29 13:59
2017/05/28 12:28
2017/05/29 08:56
2017/05/28 09:23
2017/05/28 18:03
2017/05/28 22:51
2017/05/28 10:55
逝去を職場で聞いたけど、衝撃的だった
2017/05/28 13:56
2017/05/28 10:10
たまにラジオで流れると”おっZARDだ”って懐かしむけど、その後の”亡くなられてもう〜年ですね”って話になって、”もう死んじゃったんだ…”と思い知る。切ないねぇ。
2017/05/29 01:08
2017/05/27 20:42
2017/05/28 08:32
2017/05/28 14:00
2017/05/28 23:04
if you gimme smileは聴いているだけで楽しくなる曲。
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